「日本の起源は俺ということはつまりの起源も俺なんだぜ!だからおっぱい揉ませるんだぜ!」
「意味分かんないんだけどとりあえず近づかないでくれるかな」

家に来るなりふざけたことを言い出した韓国から距離をとる。
というか招き入れたつもりは無いのにいつのまに入ってきたんだこの男は。

のおっぱいは俺のものなんだぜ?」
「そんなわけあるか」
「え…!?」
「え、って言いたいのはこっちなんだけど。なんでそんな傷ついたって顔してるの」

ヨンスの眉がハの字に下がる。その表情を形容するとしたら、しょぼーん。だろうか。
でも大の男がそんな表情したって可愛くもなんともないから、同情心とかも全然浮かばないわけで。
菊だったらここらへんで(面倒になって)折れてくれるのかも知れないけど、私はそうはいかないんだから!

「あのねぇ、ずっと言おうと思ってたんだけど、菊はあんたが生まれるずっと前から居たんだからね?」
「そんなことはどうでもいいんだぜ! とにかく俺はのおっぱいが揉みたいんだぜ!」
「絶対に嫌だ。そもそもなんで私があんたに胸揉ませないといけないのよ。」
「だからそれはの起源が俺、」
「あーもう! これじゃ堂々巡りじゃない!」
「早くおっぱい揉ませるんだぜ!」
「うるっさい!」

そう言って怒鳴ったところで、ヨンスには全く効いていない。
それどころかなぜか異様にぎらついた目で手をわきわきとさせていて…って、

「だから胸を揉もうとするなぁ!」
「大丈夫、ちょっとだけでいいんだぜ!」
「ちょっとの基準が分からないわよ! っていうか、ほんと、近寄るなっ…!」
「っゴチになりますっ!」
「いやぁあああ!助けて菊!」