※ぬるい裏/にょぼりさんがいろいろとかませ←

「し、失礼しますっ」

こんこん、とドアがノックされ執務室に入ってきたのは最近ダブルからシングルに配属変更された駅員の女の子、
女の子だけどそこらのトレーナーなんかよりはずっと強い、それにかわいい。ぼくのお気に入りの部下…だったのに、担当変えられちゃってぜんぜん会えなくてずっと寂しかった。
だから久々に会えたのすっごい嬉しい。どうしたんだろう何か用でもあるのかな?って思って、ぼくがに声かけるより先にノボリが口を開いた。

、どうしました?」
「あ、ノボリさんっ。あの、書類を届けにきました!」

ああ、そっか。はもうシングルの担当なんだから、ぼくじゃなくてノボリに用があるにきまってる、よね。
ひとり落ち込むぼくなんて気にせずに、ノボリはから書類を受け取ってそれをぱらぱらと確認する。

「確かに受け取りました。ご苦労様です、
「いえ!お仕事ですから!」

元気に返事したにノボリが表情をちょっと和らげて、の頭、制帽の上からだけどぽんぽんって優しく叩く。

「ノ、ノボリさんっ!?」
「っ、すみません、つい……あの、迷惑だったでしょうか」
「そういうわけじゃないですっ!全然!」
「ああ、そうでしたか…。安心いたしました」

…なんていうか、なにこの甘ったるい空気。これ完全にぼくのこと忘れてるよね二人とも。
かわいいから頭撫でたくなっちゃう気持ちはわかるけどノボリほんと何してるのさ。

『スーパーシングル、挑戦者です』
「はい、了解いたしました」

ぼくにとっては天の声みたいなタイミングでインカムに連絡が入って、ノボリが短く返事した。だれかわかんないけど挑戦者グッジョブ。

「それでは、行ってまいります」
「あっ、はい!頑張ってください!」

ぱたん、って扉が閉まり切ったの確認して、胸に手を当ててがふぅと溜息を吐いた。

「緊張したぁ…!…あ、クダリさんお疲れ様です。失礼しましたー」

ぼくにぺこりと頭を下げて、出ていこうとしたを「ちょっとまって」と呼び止める。

「ねぇ、ぼくずっと思ってたんだけど」
「はい、なんですか?」
「ぼくとノボリに対する態度、違いすぎじゃない?」
「ええー、そんなことないですよ」

そう言っては笑うけど、そのセリフそっくりそのまま返してあげたい。
だってそうでしょ、ノボリの前だといっつも顔赤くして恥ずかしそうにしてるくせに、よくいうよ。

さぁノボリのこと好きなんでしょ」
「うぇっ!?な、ななななに言ってるんですか!そりゃ、あこがれてはいますけど!」

顔真っ赤にして否定するけど、全然説得力ない。むしろそれ見て、ああやっぱりそうだったんだなって納得した。
だってがノボリを見るときの目、いつだって熱っぽくて見てるこっちが焦げちゃいそうなぐらいだったから。
正直それ、だけの話じゃないんだけどね。ぼくがにべったりだったときから、の目はノボリを追ってたし、ノボリものこと気にしてた。
今ではぼく、後悔してるんだよ。強くてかわいい良い子がいるんだよ!なんてノボリにのこと話すんじゃなかった、って。
前はぼくだけのだったのに、今はすっかりノボリのものみたい。さっきだって、まるでぼくに見せつけるみたいにいちゃいちゃしてさぁ!

「でもさ、わかってる?」
「はい?」
とノボリ、女の子同士。好きになったって叶うわけない」

ぴしり、の表情が面白いくらいに固まった。

「わ、かってますよ、っていうか、私別にノボリさんのこと好きなわけじゃ」
「ふぅん……だったらさ、ぼくでもいいよね」
「え」
「だって、ノボリのこと好きじゃないんでしょ?じゃあぼくがもらってもいいよね?」
「…クダリさん、あの、何言ってるんですか…?」

その質問には答えずに、立ち上がったぼくはをいままでノボリが座ってたソファーへ突き飛ばした。
「きゃあ!」なんて可愛らしい悲鳴とともにソファーへ倒れこんだの上に跨って、ずいっとその顔を覗き込む。

「あ、え…?」
「あはは、なにその顔」

ぽかんと、ぼくを見上げるの顔が可愛くてそのまま噛みつくように口づけた。大きく見開かれた目が、すぐにぎゅっと閉じられる。
ようやく危機感を抱いたみたいでじたばたともがき始めたけど、それこそ今更すぎて笑っちゃうね。だってほら、こうやって馬乗りになって両手をぼくの片手でまとめたら、満足な抵抗なんてできやしないんだからさ。

「や、ぁ!やだ、やめて、くださっ」
「だから無駄だって」
「やだ、いやぁ!た、たすけっ…ノボリさ…ノボリさんっ」
「ノボリいまトレインに乗ったばっかだよ?来れるわけないってわからない?」
「ノボリさん、ノボリさんっ……助けて、たすけ、」

ぼくのこと無視してノボリを呼び続けるにちょっとだけイラっとして、意地悪をしたくなった。

「まぁ、別にいいけど。ノボリが帰ってきたらぼく教えてあげよっかなー、はノボリのこと好きなんだよって」
「!?」
「ノボリ、どう思うだろうね?もしかしたら気味悪がられちゃうかも知れないね」
「や、だぁ、いわない、で…」

ぶわり、涙がの目にあふれてぼろぼろ零れ落ちる。

「女の子なのに女の子のこと好きなんて可笑しいもん。って変態だったんだ、これはさすがのノボリも引いちゃうよね」
「ひっ、…いわないで、くだ、さっ…」

しゃくり上げ本格的に泣き始めてしまったの頭を優しくなでた。耳元に口を寄せて、息を吹き込みながら囁きかける。

「でもね、ぼくはそんなのこと、好きだよ。ね、だからぼくにしなよ」

そうやって誘ってあげたのに、だけどはずっと泣いたまま首を横に振るだけ。あーあ、ここで素直に頷いてくれたら優しく抱いてあげようって思ってたのに、な。
馬乗りになったまま、制服のジャケットつかんで、無理やり前を開く。
ブラウスも同じように肌蹴させて、ぶちぶちとボタンが引きちぎれてどこかに飛んでいくのをどこか冷静な頭で見て、ああこれもう着れないだろうなって考える。
さすがに両手使わないとできなかったからの手の拘束は解けているんだけど、は微動だにしないでぼくの蛮行を見てるだけだった。
やっぱりぼくが怖いのかな、それとも諦めちゃったのかな。どっちかはわからないけど、どっちにしろ抵抗されないっていうのはぼくにとっては好都合。
ホック外す時間すらももどかしくって、ブラを押し上げたらちっちゃめな乳房がぼくの前に曝け出される。

「あはっ、かわいい」
「や、クダリさんっ、やめてくださいっ」
「そんなのいま言われたってもう無理」
「んん、ぅっ」

ぱくっとそれに食いついて、もう片方はやわやわと揉んで刺激する。

「クダリ、さんっ…!!」
「そうだ、言い忘れてた。声我慢した方が良い。忘れてるかもしれないけど、ここぼくらの執務室」
「っ!?」

慌てて、今までお留守だった両手で自分の口を塞ぐその姿すらいとおしい。
頬がぐぐって吊り上っていくのを自覚しながら、左手で乳房の頂を弄り、右手をすっとスカートの中に侵入させる。
下着に触れると、びくっと面白いぐらいにの身体が強張った。

「ふふっ、ここ触られるの、初めてなの?」

返事はない、けど、真っ赤になった顔をみたら答えがどうかなんて聞かなくったって分かる。

「そっか、そうだよね。ってばレズだから、男と付き合ったことないんだ?」
「う、あ」
「初めてなのに、ごめんね。ぼく、あんまり優しくしてあげられないかも」
「ひっ」

さあっとの血の気が引いていく。
未知の痛みに怯えるを安心させたくて、「でも大丈夫!絶対気持ちよくなるから!」って言ってあげたのに、の顔色は全然よくならなかった。変なの。
スカートと一緒にじんわり湿ってきてる下着をずり下ろして、閉じようとする足に膝を割りいれた。
今まで誰も見たことないそこにそっと指を這わせるとぬるぬる滑って、が興奮してたことをぼくに教えてくれる。
もうちょっと前戯してあげたいけど、でもぼくもう限界だった。の膝抱えて、とりだしたぼくのモノを入口に宛がって、ゆっくり腰を進めていく。

「ぐ、ぅ…!」

一応濡れてはいたけれど、やっぱり処女だしナカはきつい。苦しそうに顔を顰めるに悪いなって思いながらも、止めることもできなくて、無理やり押し込んだ。
侵入を阻もうとする壁を押し広げられる痛みに、が呻き声を漏らす。
うっすら汗のうかぶ額に口づけて、少しでも気をそらせるように両手でむちゃくちゃに乳房を揉みしだいた。

「ふっ、ん、」

暫くそうやってたら、次第にくぐもった声がふさがれたの口から零れるようになってきた。感じてきてる…のかな。
試しに腰を少し動かすと、「んんっ」ってさっきよりも大きな声。
顔を顰めてるのも、痛みからというよりは快感からみたいで、これならもう動いてもよさそうだった。
最初はゆっくり、だけどだんだん動きを激しくしていく。口を塞ぐ両手を優しくぼくの両手で掬い取って、かわりに唇でそれを塞いだ。
ちゅ、ちゅ、と音を鳴らして唇を食んで、舌で思う存分口内を蹂躙する。
じわぁっと、彼女のナカが潤っていくのを感じて、くすくす笑いながらに問いかけた。

「ねぇ、気持ちいいでしょ?」
「ち、が…そんなっ、こと、ぅあっ!」

嘘を吐こうとしたのが分かったから、最後まで言わせないようにぐりっとナカを抉ってあげると、とたんに一際甲高い声が漏れた。
こんな声出してるのに違うなんて、ほんとってば嘘つき。

「違うの?ほんとに?」
「ひゃあ、あっ…!」
「ほんとは気持ちいいんだよね。だって、のなかこんなにぼくのこと締め付けて離さない」

腰をつかんでぐりぐり奥の方を刺激しながら、気まぐれに乳首をつねるとナカがぎゅって収縮して、それがとても気持ちいい。
そのたびに、もう声を我慢することもすっかり忘れちゃってるがかわいらしい嬌声を上げて、ぞくぞくするような快感が這い上がってくる。
これ、もぼくに感じてくれてるんだよね。嬉しい。すごく、すっごく嬉しい。

、ほら、気持ちいいっ、よねっ」
「ひぁっ…クダリさん、あっ、んぅっ」
「ノボリと、だったらっ、…こんなっ、ことも、できない、んっ、だよ」

ぐちゃぐちゃって音をわざと立てながら、一言一言、刻み付けるみたいに打ち込んでいく。まあ、厳密にはできないわけじゃないけど。そんな余計なことは教えてあげない。

「ひ、イ、あっ…!」
「ねっ、だからさぁっ…!もう、ぼくのものに、なっちゃいなよっ!}

こくこく、必死でぼくの言葉に頷いてくれるが可愛くて可愛くて、もっと可愛い声を聴きたくて一番奥に打ち付けたのと一緒に上の突起も押しつぶした。

「んっ、イく、ぅあっ、ああああああっ!」
「くっ…!」

痛いぐらいにナカを締め付けられて、ぼくもと一緒に果てる。
ぼくの精液がのナカを満たしていって、その事実にぼくの心も満たされていく。
の目じりに滲んだ涙を舌で掬い取ってあげたら、ひく、ってナカが一瞬蠢いたから、いれっぱなしだったぼくのもそれに反応しちゃった。
どうしよう、このまま2ラウンド目、いっちゃおうか。考えをめぐらせていたら、廊下の方からカツカツってこっちへ向かってくる足音が聞こえてきた。
がちゃ、ってぼくの背後で扉の開く音。そして入ってきた人物が、ぼくらを見て絶句する気配を感じる。
ああ、帰ってきたんだ。なんてナイスタイミング。
ぼくは首だけ振り返ると、その人物に向かって心の底から笑って見せた。

「おかえり、ノボリ。あのね、ね、ぼくがもらっちゃったから!」





奪われる前に奪えばいい